種類のタイプを知って対策を立てよう!
便秘の種類~症候性便秘(器質性)について~

便秘の種類のひとつに、「症候性便秘」があります。
症候性便秘とは、なんらかの疾患が原因で起こる便秘です。

ですから、症候性便秘はある疾患によって引き起こされた2次的疾患であると言えます。

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症候性の便秘解消のためには、便秘が発生する元である1次的疾患を治療する必要があるのです。

その意味では、症候性便秘は器質性便秘に類別されることもあります。
器質性便秘も、ある異常や疾患が元になっている便秘だからです。
器質性便秘も症候性便秘も、元になっている疾患を治療しないと、便秘解消が困難であることが多いです。

しかし、器質性便秘が胃、腸、肛門など「消化管の」異常や疾患などを原因とするのに対し、症候性便秘は「消化管以外の」疾患も、便秘の原因に含みます。

ここが、器質性便秘と症候性便秘の違いです。

急性と慢性の2種類にわけられる

症候性便秘は2種類に分けられます。ひとつは、急に発生する急性症候性便秘です。
もうひとつは、だんだんと便通が悪くなったり、便秘が持続したりする慢性症候性便秘です。

急性症候性

急性症候性便秘といっても、便秘の元となる疾患が急に発生するわけではありません。
急性症候性便秘が起きたのをきっかけに、便秘の原因となった疾患が発見されることも多々あります。

急性症候性便秘を引き起こす疾患には、腸閉塞や腸ねん転など、激しい腹痛を伴うものが多いです。

「いつもの痛みと違う」と感じたら、ただの便秘と軽視してはいけません。
すぐにお医者さんに診てもらうほうが良いでしょう。

慢性症候性

慢性症候性便秘は、徐々に進行していくのですが、急性と同じく、深刻な疾患が便秘の裏に存在する可能性が高いです。

慢性症候性便秘を引き起こす疾患には、何らかの炎症で腸管が狭くなってしまう腸狭窄、腸管や腹膜が炎症を起こし、腸管がくっついてしまった状態の腸管癒着、腸管の内部がふさがってしまう腸閉塞などがあります。

消化管ではないですが、消化管の近くにある臓器の疾患が便秘の原因となっている場合もあります。

子宮筋腫や卵巣のう腫などにより腸が圧迫されて起こる便秘は、慢性症候性便秘と言えます。

症候性便秘は注意が必要

このように、症候性便秘を引き起こす疾患の中には、すぐに検査や治療が必要になるような、命にかかわるものもあります。

当てはまることがあると思った方は、便秘解消法をむやみに試したりしないほうが良いでしょう。

腹部マッサージやサプリメント、浣腸など、腹部に刺激を与えるタイプの便秘解消法は、
症候性便秘を引き起こしている疾患に悪影響となる危険があるためです。

症候性便秘は「これは症候性便秘だ」とは自覚しづらいのが難点です。
ちょっとした兆しを見過ごさずに、できるだけ早くお医者さんに診てもらうことをおすすめします。

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