妊娠中など妊婦の時は要注意!
妊婦の便秘解消法や妊娠中の便秘の注意点についてを解説

妊娠中は、便秘しやすいことをご存知でしょうか。
女性で、すでに妊娠中や妊娠を経験した方の中には便秘を体験した方も多くいらっしゃると思います。

では、そんな妊娠中の便秘で気をつけるべきことは何でしょうか。

妊娠中の便秘は女性ホルモンが原因

妊娠中の便秘を発生させる大きな原因のひとつは、女性ホルモンです。
黄体ホルモンという女性ホルモンの分泌が多くなるのですが、この黄体ホルモンが便秘に関係します。

黄体ホルモンの作用のひとつに、「大腸のぜん動運動を抑える」というものがあるのです。
このため、妊娠中に便秘をしやすくなるのです。

4ヶ月あたりから、注意が必要な場合も

特に、黄体ホルモンの働きは妊娠4ヶ月くらいまでは非常に活発になります。
妊娠4ヶ月といえば、人によってはつわりもひどい時期ですね。
食欲も減少するので、さらに便秘しやすくなるのです。

この時期の便秘解消のためには、水分をしっかり摂ることが大事になってきます。
また、つわりのために食事がままならなくても食物繊維や乳酸菌を上手に摂ると良いでしょう。

果物やヨーグルトなど、食べやすく、食物繊維や乳酸菌を多く含む食物を摂るようにすると、妊娠4ヶ月の頃の便秘解消に役立つと思います。

妊娠6ヶ月くらいになると、黄体ホルモンの影響が少なくなり、つわりも楽になってきます。

しかし胎児も大きくなり始める時期でもあります。
妊娠6ヶ月の頃は、今度は子宮が腸を圧迫するため、やはり便秘になりやすくなってしまうのです。

腸だけでなく血管も圧迫されてしまうため、特に下半身で血液の循環が滞りがちになります。
そのせいで、痔になってしまう妊婦さんもいらっしゃいます。

痔になると、排便する時に痛むため、排便をしないようにしようとしてしまいます。
この、痔と排便回避の悪循環で、便秘が悪化してしまう妊婦さんも多いのです。

便秘と痔のコラボにならないように注意が必要

妊娠6ヶ月の頃の便秘解消方法としては、便秘のみならず、痔を防ぐことが大切です。
長時間座りっぱなしなど、同じ姿勢のままでいないようにしましょう。

下半身の血行を促進するため、母体に支障がない程度に適度な運動をすることも便秘解消に有効です。

また、妊娠中にはあまりお薬は飲みたくない、という方がほとんどです。
ただ、妊娠前に便秘薬を利用していた方にとっては、「お薬を飲めない」ということがストレスになり、かえって便秘を悪化させてしまうこともあります。

どうしても妊娠中に便秘がつらい場合には、便秘薬を飲んだほうが良いか飲まないほうが良いか、ひとりで悩まずにお医者さんに相談することをお勧めします。

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