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解消させるはずが、便秘の原因になる事も?
便秘薬が便秘の原因になる理由と依存や乱用などの注意点
「便秘解消のためには、まず便秘薬を」と考える人も多いかもしれません。
しかし、便秘薬は自然の流れに逆らって無理やり排便を促すものだという事は覚えておいて下さい。
そして、安易に薬に頼ることは極力避けるべきです。
依存性という危険性も
なぜなら、薬に頼っていては一時的な便秘解消はできても、便秘の根本原因を解決できず、慢性的な便秘薬の依存に陥る危険性があるからです。
便秘薬は、腸に刺激を与えて通便を促すタイプが多いのですが、頻繁に薬を服用していると、腸が薬に対して耐性を持つようになり、薬の量を増やさざるを得なくなってしまうのです。
慢性的な便秘薬の最悪のケースでは、薬を飲んで腸を刺激しないと腸が働かず、自然排便ができないという事も考えられます。
薬には良い面も悪い面もあることを想定しておく
一方で、便秘薬は腸の粘膜に付着するという性質を持っているものもあり、過剰に付着してしまうことでポリープやガンの原因にもなりうると言われています。
また、服用当初は副作用がなくとも、薬の量が増えたり、薬を飲み続けたりした結果、激しい腹痛や嘔吐といった大きな副作用となって現れることもあります。
2008年には便秘薬として処方された「酸化マグネシウム」の服用が原因とみられる意識障害・血圧低下による死亡例も2件出ているといいます。
薬に頼るのではなく、自力が一番
便秘解消のためには、日常の食生活や生活スタイルなどの見直しを最優先に考えるべきでしょう。
しかし、こうした方法で腸内環境を整えようとすると、どうしても時間がかかってしまい、それまでの間に薬を服用せざるを得ない場合もあるかもしれません。
そういった場合は、化学物質から作られた薬よりも副作用が少ないとされる生薬由来の漢方便秘薬を服用すると良いそうです。
漢方は症状が同じでも、個々の体質によって服用する薬が変わるそうなので、漢方便秘薬を服用する際には、自分で選ばずに専門医の指導の元で服用するようにしましょう。
ただ、漢方便秘薬にも胃腸障害や高血圧、むくみなど副作用の例も報告されています。
漢方といえど薬に安易に頼るのは危険ですね。
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